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有機JAS
近年日本国内だけではなく世界中にオーガニックの関心が高まっています。そんな中、2001年に改正JAS法が発効されました。日本国内において販売をおこなう農産物や農産物の加工食品には、「有機」や「オーガニック」などと表示するときは有機JASの認定機関からの認定取得が義務付けられました。
有機JASの法改正がされるまではオーガニックに対して認定方法やその基準が曖昧でした。
そのため誤解を招いてしまう表示が多くみられました。
具体的に言うと有機栽培で作ったと大きく表示されていても実際には無農薬だけれど化学肥料は使用していた場合や無農薬で有機栽培をしていた場合でも洗浄剤やくん煙剤を使っているということがあります。
これらの問題は当時オーガニックに対して正式な法的規制がなかったために起きたことです。
近年産地偽装問題などから消費者の間で健康や食の安全性への関心が高くなったことで、食品に関する適正な表示の必要性を改めて見直すようになりました。
このようなことが背景で日本においても有機JAS制度を導入して有機農産物や有機加工食品の基準をきちんと表示するようになったのです。
もちろん輸入品についても有機JASの認定基準をクリアする必要があります。
該当物質の生産方法をチェックしたり、製造や流通の過程について、商品の保管や管理方法についてチェックしたり責任者の制定について確認したりと細かくおこなわれています。
この有機JASの認定を受けていないと日本国内では「有機」と「オーガニック」と表示できないことになっていますが、もしも違反したらそのときは農林水産大臣から改善命令がでます。
これに従わなかった場合は、罰金50万円以下が課せられます。
オーガニックで健康生活